2012-01-07

「陸奥八仙吟醸あらばしり無濾過生原酒」

今日は春の七種(ななくさ)。

俗説では正月のご馳走疲れの胃腸をいたわるためなどと言われていますが、
我が家は近所の居酒屋でがっつり飲み食いしてきました。

というわけで、久しぶりに日本酒インプレッションです。



「陸奥八仙 吟醸あらばしり 無濾過 生原酒」
八戸酒造株式会社; 青森県八戸市大字湊町)

安永4年(1775)2月に初代剣吉が陸奥にわたり糀(こうじ)屋を開業したのを創業とし、以来この地で酒造りを続けている由緒ある蔵元です。
屋号の近江屋は、初代の出身地からと思われます。

明治43年(1910)5代目のときに「陸奥男山」を商標登録、その後昭和19年(1944)戦時下の企業整備令で16蔵が合同して八戸酒類となります。

この八戸酒類は終戦後も合同したままの形態を続けますが、平成9年(1997)に現八代目の駒井庄三郎氏が独立し八戸酒造を立ち上げました。

平成22年(2010)には本蔵が「景観重要建造物」と国登録「有形文化財」に指定されています。

また、2004年からは自社田で有機米の酒米作りにも取り組んでいます。

「陸奥八仙」は2004年、9代目駒井秀介(ひでゆき)専務と、まだ30代の若い伊藤賢一氏で
立ち上げた”芳醇旨口”限定ブランド。

「陸奥八仙吟醸あらばしり無濾過生原酒」は、
吟醸香漂う上立香とメロンのような甘みを持った含み香、まろやかで膨らみを持った口当たりが特徴です。
キレのある辛味が口中に広がり、続いて酸味と苦味が、そして最後にわずかに甘味が広がります。
そのバランスが絶妙で、フレッシュですっきりしているので、どんな肴とも相性のいい酒でした。

DATA:
「陸奥八仙 吟醸あらばしり 無濾過 生原酒」
杜氏; 伊藤賢一
原料; 米、米麹、醸造用アルコール
使用米; 麹米:華吹雪、掛米:むつほまれ
精米歩合; 華吹雪55%、むつほまれ60%
日本酒度; +2
酸度; 1.5
甘辛度; -0.3
アルコール度;18%~19%未満
製造年月;



「陸奥八仙 特別純米 中汲み 無濾過 生原酒」

上のあらばしりが醪(もろみ)の搾り始めを取るのに対し、そのあとの中盤部をとったものを中汲みと呼びます。

上立香、含み香ともごく穏やかで、口当たりはさっぱり辛めです。

華やかな吟醸あらばしりに比べると、辛味と酸味がストレートに続くまっすぐな印象の酒でした。

DATA:
「陸奥八仙 特別純米 中汲み 無濾過 生原酒」
杜氏; 伊藤賢一
原料; 米、米麹
使用米; 麹米:華吹雪、掛米:むつほまれ
精米歩合; 華吹雪55%、むつほまれ60%
日本酒度; +2
酸度; 1.7
甘辛度; -6
アルコール度;17%~18%未満

この他にもあと2銘柄飲んだのですが、そのインプレッションは明日。








帰宅したら、
居間でリンゴこと小幡凛瑚(6ヶ月、メス、サビ)と
サンゴこと刈谷ノ三五郎愛助(6ヶ月、オス、黒)が寝ていました。







<本日のオマケ>


サンゴの寝顔アップ。



最近、リンゴが壁登りを覚えてしまい、居間の壁が天井までボロボロに
なってきました。もともとボロボロだったところはダンボールを貼って
ガードしているのですが、そのダンボールでも爪研ぎをするので、家中
ボロボロです。よろしかったら応援のクリックをお願いします。

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